【久々に二十四節気「白露」】
秋の月に照らされて白く静かに光る露を「白露」と書いて「しらつゆ」と読みます。「吸い込まれるような美しさ」とある書物にありました。でも現実は夜の庭に出て月を見上げるゆとりなど…です。そんな枯れ果てた(笑)毎日にめげず続けますと、これを白露(はくろ)と読むと太陽歴の9月7日ごろからちょうど今ごろを表わす季語になります。露は朝日が昇ると消えてしまうので僅かの間、儚さを表わす語としても使われます。露の間、露の命、露の世…。何だか寒々として来ましたが。
例年に比べ今年は秋が早いように思われます。年々気候が激しくなり四季が二季(夏と冬)になりそうな勢いでしたが今年は秋を楽しむことが出来そうです。「○○の秋」と言いますね。読書の、スポーツの、実りの、食欲の、物思う…。あなたなら○○にどんな言葉を入れますか?私なら断然「しりつ」の秋です。(し=柿、りつ=栗)